自分の好きなことをして人生を送ってみたい、自分にはもっと可能性があるはず、現状の生活に満足していない、年金のことなど将来が不安定だからなどなど、独立したい理由は様々です。
独立したいという気持ちはあるけれど、一歩踏み出すことがなかなかできない。現状に満足しているわけではないけれど、とりあえず経済的に安定している今の生活を捨てる勇気がないと、多くの人が独立を諦めます。
消費税が上がったり、住宅費や教育費、そして親のことなど、経済的な安定を失うことは、どんな人にとっても、また家族がいればなおさら大きなリスクとなることは理解できます。
では、そのリスクを無くす、または下げれば良いのでは?ということになりませんか?
そこに、副業というオプションがあります。
副業を取り入れて副収入を得ることで、本業を辞めいきなり収入がゼロになるかもしれないという賭け、大きな経済的リスクを避けられます。
さらに、副業をしてみることで独立が確実なものになるのか見極められることが、実はとても大きなポイントになります。2018年が副業解禁元年と言われているのも、副業をする後押しをしてくれるでしょう。
この記事では、独立を視野に入れた副業の重要なポイント、注意すべきこと、副業から始めることのメリットなどをまとめて参ります。
副業解禁に関しては以下の記事に詳しく書いています。

独立を考える場合の仕事
まず、独立を考えるとき、どのような仕事があり得るのか見ていきましょう。
・投資系(株、FX、仮想通貨など)
・事務系資格業(弁護士、会計士、行政書士、不動産鑑定士など)
・技術系資格業(美容師、理容師、個人タクシーなど)
・医療系(医師、歯科医師、放射線技師、助産婦など)
・フリーランス(ファイナンシャルプランナー、システムエンジニア、ウェブデザイナー、カメラマン、翻訳・通訳など)
・店舗経営(カフェ、ショップなど)
・教室経営(英会話教室、料理教室、学習塾、セミナー講師など)
・職人系(電気・水道工事などの建設系、清掃代行、庭師など)
その他にも最近はUberEatsも副業として人気があります。結構稼げるので本業を辞めてUberEatsだけで働いている人も多いようです。
UberEatsに関しては以下の記事に詳しく書いています。

様々な職種があり、準備に期間を要するものがほとんどです。そして、独立のためにまずは副業でと考えるものの、逆に独立を邪魔する副業のやり方があります。
独立を妨げる間違った副業
独立を焦って、経済的にゼロスタートするのはリスクが大きすぎます。ある程度、資産を増やしたあとタイミングを見極めた独立が断然お勧めです。
そのための副業。しかし、ここで注意したいことが2つあります。
①副業の時間に追われて、独立の準備が進まない
皆さんには本業があります。本業に通勤時間が加わりますから、1日の大半はやはり本業に注いでいます。その上に副業を加える形になります。
本業と副業をやりくりする間に、精神的および肉体的披露が蓄積されていくこともあるでしょう。結果、独立の準備が捗らず、熱意も冷めてしまう可能性があります。
ここで重要なのは、副業の選び方を間違わないようにするというポイントです。
②本業がおろそかになる
本業あっての副業。副業で稼ぎが出始めて面白くなって、本業がおろそかになったり、反対になかなか稼ぎがでないので副業を掛け持ちにすることで、本業に悪い影響がでてしまったり、このようなことになると本末転倒です。
本業をしっかり遂行できない人は、独立は無理と言えるのではないでしょうか。
独立を視野に入れた副業を考える4つの重要ポイント
独立を妨げる副業について、注意点2つをお分かりいただけました。
これらは副業に振り回される、言ってみれば受け身な状態。独立を考える人が受け身ではいけません。
ここからは、独立を視野に入れた副業の重要なポイントを4つ、紹介して参ります。
①副業をするのは、独立につながる自身の向上のため
ただでさえ忙しい本業ですが、そこに副業を加えるのは独立のリスクを下げるため。 副業をすることによって、独立の計画が進むような形でなければなりません。
大きなポイントは、あなた自身が行動を起こすこと。満足していない今の現状を変えるために副業を始め、本業と同時進行させることでマネージメントの自信をつけるということが、独立を考えるとき、大きな自信となるのです。その自信そして周りの信頼を得られれば、独立への道は第一歩を踏み出せたと言えるでしょう。
②副業の種類を選んで独立のシミュレーション
上述の通り、副業を始めると言っても、独立を視野に入れる場合は、どんなものでもいいというわけではありません。
手軽だからと目の前にあるものを簡単に選ぶのではなく、 独立につながる副業を選ぶべき です。もっと簡単に言えば、独立に踏み切る前に、そのビジネスを副業としてやってみるのです。逆に、副業として始めた仕事が自分に合っていたことから、独立につながるパターンもありますね。
例えば、英会話講師として独立を考えている場合。英語の需要が大きくなってきた中、フリーランスの英会話講師の募集があります。フリーランスの英語講師として、カフェなどを利用してマンツーマンで英語を教えます。教室を用意する必要はなく、カフェ代などは講師負担になりますが、時給で2500円ほど稼げます。
このような仕事は教えれば教えるほど、スキルを身につけられますし、自信をつけることができます。そして副業をしながら、その相場や英語を勉強したい人が多く住むエリアなど、ノウハウを蓄積していくことで、独立のタイミングを掴むことができるのです。
このように、独立したいその業界での副業を進めることが、独立を現実化させるベストな方法なのです。
③副業で得た稼ぎで自分に投資
本業の収入から独立の資金を確実に貯めていくことが堅実であると共に、 副業による稼ぎを自分への投資に利用することもお勧め です。
上述の英会話講師で言えば、特に必要な資格はありませんが、以下を持っていると有利になるでしょう。
・英語検定資格
・小学校英語指導者資格
・教員免許
副業の稼ぎで、独立が順調にいくように、独立前に積極的に自分に投資するのはとても大切です。
もちろん、独立に関してのセミナーや勉強会にも参加することも勉強になるでしょう。個人で仕事をしたいと思っている人には、フリーランスを応援するセミナーも開催されています。
④副業なら方向転換も簡単
独立に向けての副業を始めてみたものの、実際にやってみたら、それほど夢中になれなかった、独立の採算を取るには相当の投資をしなくてはならないことが分かった、など、体験してこそ分かることがあります。
その場合は、だらだらと続けるのではなく、次の目標探しに集中するなど、 方向転換が本業より簡単にできることは副業ならではでしょう。
副業から得るメリット
独立を視野に入れたとき、副業のよって経済的リスクを下げ、独立への自信を得るメリットを紹介しました。
しかし、副業はそれ以上のメリットもあるのです。
・思考力・行動力の証明
副業を計画的に取り入れ、実際に稼ぎを出していく、そんな行動をできる人とできない人がいます。頭の中で考えただけで終わってしまう人、始めてはみたけれど稼ぎ始める前に挫折してしまう人。副業で継続的な相応の稼ぎを出せるようにならなければ、独立するタイミングとは言えないでしょう。こうした思考力・行動力を証明できるのが副業なのです。
・心の余裕
日常的に持つ不満をそのままになんとか過ごしていく、しかしちょっと先の保証はない、といった不安な気持ちで毎日を過ごしていると精神的によくありません。
しかし、独立を見据えて副業を始めれば、自分が行動しているという心の余裕が生まれます。心の余裕が生まれれば、物事がうまく運ぶ可能性も高くなります。そういうポジティブなサイクルが独立を確実なものにしていくのです。
将来のビジョンをさらに明確にする副業
良く言われることですが、 忙しい人ほどマルチタスク です。
本業、そして副業、平行して税制や個人事業主の登録方法など、独立へ向けての準備はたくさんあります。それらを同時進行でやっていけると、独立が現実的になるのと同時に、独立したときの自分を想像できるのではないでしょうか。
副業と言えども、稼ぎの目標額を設定する、その稼ぎを何年で達成しようという期間設定、そのビジネスを展開していくため必要な諸知識を得ていく作業こそ、すべて独立に活かしていける必要なものなのです。
副業の目的やゴールに向けて、本気で行動することが将来の独立ビジョンをさらに明確にできるのです。
まとめ
独立を視野に入れた副業について話して参りました。
・独立につながる自身の向上
・副業の種類を選んで独立のシミュレーション
・副業で得た稼ぎで自分に投資
・副業なら、方向転換も簡単
副業を始めることで、独立を視野に入れることができるメリットが多くあります。
決して、そのときの気持ちだけで本業を辞めないでください。副業を進めて、経済的なもの、そしてノウハウ、それらを得ることでリスク対策を慎重に進めます。そこまで準備ができれば、あとは行動力が絶対のキーポイント。副業の成功が独立の成功へつながるよう、一歩踏み出すだけでしょう。