東京駅の周辺がどうなっているのか知りたい、富士山の周りって何があるんだろうかなどと思ったときに便利に使えるのが「Googleストリートビュー」です。目的地へのアクセスや、近くに目印があるかを確認する際にも便利ですね!
Google検索やマップ機能で気になる場所の名前などを入力すると、Googleストリートビューを表示することができます。
自宅やカフェで、世界中の憧れの絶景を観ることも可能です。
実際にその場所を歩いているかのように、ネット上で風景を体験できるのがGoogleストリートビューです。道路上の矢印をクリックすればその方向に進み、360℃バーチャル体験もできます。
そのGoogleストリートビューに「屋内版」があるのをご存知ですか?
さらに、Googleに写真を提供することで副業になることもご存知ですか?
今回は、これからと言われているGoogleストリートビュー屋内版の副業について解説したいと思います。
︎Googleストリートビュー「屋内版」とは?
まずは、Googleストリートビュー屋内版について理解していきましょう。
2007年に始まったGoogleストリートビューですが、屋内版は2011年に開始となりました(日本では2012年開始)。
店舗や企業、病院などのあらゆる施設にとどまらず、フランスのヴェルサイユ宮殿、スペインのサグラダ・ファミリアそしてアメリカのホワイトハウスまでもがGoogleストリートビュー屋内版によって内部の360℃バーチャル体験ができてしまうのです。
どこかに行こうと決めた際、施設のレビューを参考にすることも多いでしょう。しかし、行ったことのない施設内をすみずみまで自分でバーチャルに見て回れるということは、訪れるかどうかの決め手に大きく影響するのです。
このユーザーが欲しいと思う情報をビジネスに活かすのが、Googleストリートビュー屋内版なのです。
ストリートビュー屋内版の大きなメリットは3つ:
・導入することでネット検索上位にくる
・施設に親近感を持たせることができる
・実際に訪れず前に様子が分かるメリットを提供する施設に、ユーザーが好感を持つ
Googleストリートビュー屋内版には「集客」に関わる大きなメリットがあったのです。
しかし、まだサービスが始まったばかりであるため、国内の導入施設はまだ約8万件超(2016年現在)にしか過ぎません。日本国内の企業の1%にとどまっているのが現状なのです。
Googleストリートビューが日本の公道の95%をすでに撮影していることを考えると、屋内版市場の可能性も大きく伸びることが期待されます。
それでは、ここからはGoogleストリートビュー屋内版をどのようにして副業にするか本題に入りたいと思います。
Googleストリートビュー認定フォトグラファーになる
Googleストリートビューを副業にするためには、まずは「Googleストリートビュー認定フォトグラファー」になりましょう。
どのように認定フォトグラファーになるのか興味が湧きますね。認定の要件として、「承認された360℃写真の公開が50枚に達する」ことが必須です。
これを達成すると、認定コントリビューターとして以下の特典を得ることができます。
認定コントリビューターの特典
・Google認定と一目で分かる、ストリートビューアプリ内で公開作品やプロフィールに載せられる”デジタルバッジ”
・認定マーケティングツールの利用および認定フォトグラファーとしてマーケティングを行う権利
・露出向上につながる認定フォトグラファー公式リストへ載る
・ローカルビジネスからの撮影依頼を獲得できる
・ローカルガイドコネクトの非公開フォーラムにアクセスできる
承認される360℃写真の条件とは?
求められる360℃写真は以下の要件を満たしている必要があります。
・画質(7.5ピクセル以上、明るい部分暗い部分も十分に細部を判別できるなど)
・連結性(360℃写真を連結するときに全て視界が開けていることなど)
・適切さ(人物や場所を表示するときに許可を取る、違法なコンテンツを含んでないなど)
詳しい要件については、Googleマップのサイト(https://www.google.com/intl/ja/streetview/earn/)でご確認ください。
普段、360℃写真を撮ることはあまりありませんからどのように撮るか説明していきます。
360℃写真の撮り方
360℃写真は、対象施設の360℃パノラマ写真を何枚も撮ってそれをズレのないように連結させていくよう加工をしたものとなります。
施設内の360℃パノラマ写真を撮るには、高画質一眼レフカメラに魚眼レンズを装着して撮影する方法が一般的です。
このようにして撮った何枚もの360℃写真を、コンピュータ上でつなぎ合わせる加工をします。
Googleマップのサイトでは、ストリートビュー屋内版に利用できる各種機材の購入そしてレンタルができるページもあります(https://www.google.com/intl/ja/streetview/publish/)ので参考にしてください。
このような編集が終わるとGoogleマップへアップロードし、1日ほど経過後に公開、一般ユーザーが利用できるようになります。
全てのストリートビューは、公開前にGoogleの確認が入ります。
プライバシー保護の対策ですが、Googleが撮影したものにはプライバシーに関わる人の顔や車のナンバープレートなどには”ぼかし”が入っています。
施設によってはあえて顔を隠さないこともありますので、このポイントについてはクライアントとの確認が必須となります。
ここまでで、認定フォトグラファーになる方法、360℃写真の撮り方が分かったかと思います。
Googleストリートビュー屋内版は個人できる副業!
大きな将来性を見越して、ストリートビュー用の撮影をする企業が続々と増えてきています。特に、東京は350社近くもあります(2018年)。
これまでは、撮った写真の編集やGoogleへのアップロードは「Googleストリートビュー認定代理店」しかできませんでした。
これらの企業からの委託を受け撮影をする形で副業にすることが可能です。
ところが、2017年から全てを”個人”としてできるようになったのです。
必要な機材そして加工などのスキルさえ身につければ、仲介費用なく稼げる副業として大変魅力的なGoogleストリートビュー屋内版ですが…さて、報酬がきになりますよね?
Googleストリートビュー副業でいくら稼げるの?
ストリートビューの撮影をする企業によっては、1件70,000円を請求するところもあるようです。
個人が副業としてする場合、費用を抑えることで多くのクライアントから依頼を受けることだって可能でしょう。
まずは、一連の作業に慣れることが大切です。
慣れてくれば、撮影の所要時間1時間程度、編集・登録作業に30分程度を見積もれば良いので、1件10,000円で数件請け負えばかなりの時給になっていきます。
まずは、良く行く施設などへGoogleストリートビュー屋内版を取り入れることのメリットを伝え、撮影をさせてもらえるように話しをしていくのも手でしょう。
最後に、Googleストリートビュー屋内版を副業にするメリットを紹介しましょう。
Googleストリートビュー屋内版副業のメリット3選
・まだまだ未開拓なマーケットであるため可能性が非常に高い
・週末など、スキマ時間にできる自由度の高さ
・初期の機材費のみで、維持費用・固定費用がかからない
デメリットは、最初の機材費、そしてカメラやコンピュータ操作が得意でない人、そしてクライアントとのやり取りがありますので対人が苦手な人にとってはハードルが少し高いということくらいでしょうか。
Googleストリートビュー屋内版の副業まとめ
まだまだ未開拓の市場と言えるGoogleストリートビュー屋内版。
あらゆる施設を360℃バーチャル体験してもらい、顧客集客のお手伝いをする副業です。
マップと言えばGoogle、ネットサーチと言えばGoogleと言っても過言ではありません。認定フォトグラファーになってGoogleで公式に活動するのも生活にハリがでるのではないでしょうか。
副業としてはこれから!という段階のGoogleストリートビュー屋内版、誰よりも早くスタートしてみませんか?