皆さんの趣味は何ですか?アクセサリーやスマホケース、食器やバッグなどをハンドメイドで作る時間に幸せを感じる人は多いかもしれません。
時間をかけて自分の好きなスタイルを形にしり、好きなアーティストのセンスを取り入れて自分オリジナルを作ったり、または好きな人のために心を込めて作ることもあるでしょう。ネット通販などで様々なクラフトパーツが買える今、世界で一つだけのハンドメイドで自分を表現する人はかなり多くいます。
そのハンドメイドが副業になります。ここ数年で注目度が高くなっています。店舗を構える必要がない、ネット上のショップ「minne(ミンネ)」がそのチャンスです。
この記事では副業を探している人そしてハンドメイドが得意な人のため、「minne(ミンネ)」について詳しく解説します。自分のセンスに加えて色々な作品に刺激され、あなたも作家の一人になるかもしれませんよ。
minne(ミンネ)とは?
minne(ミンネ)は、上場企業GMOインターネット株式会社が運営している、ハンドメイドのマーケット最大手です。
- アプリのダウンロードは1,000万件を超える人気ぶり
- 累計作家数は36.5万人
- 累計作品数は600万点以上
minne(ミンネ)という名前のルーツは、博多弁「見てみんね」「やってみんね」。”みんね”を語尾につけ「ちょっと見てみたら?」「一緒にやってみない?」といった提案形になります。また、minne(ミンネ)はスウェーデン語の記憶という意味になり、記憶に残る作品と出会う場としてminne(ミンネ)が誕生しました。
今や、伊勢丹などでminne(ミンネ)のハンドメイドマーケットといったイベントさえ開催されています。ハンドメイドで物づくりが好きな人、ハンドメイドを欲しいと思っている人がいかに多いかが伺えます。
minne(ミンネ)が他のサイトと違うところはハンドメイドのみを取り扱っているところです。minne(ミンネ)は完全にオリジナルの作品を個人間で売買できるように仲介するサイトであり、登録は無料そして1作品が売れた場合に10%の販売手数料が引かれるだけという便利なマーケットなのです。
minne(ミンネ)の作品登録する手順
さっそく、minne(ミンネ)での作品登録の手順を見ていきましょう。
- minne(ミンネ)の公式サイト
から無料会員登録をする
- 会員ページにログインする
- サイドメニューの「作品登録」を選択する
- 作品の写真・情報や説明など必要項目を入力する
- 「この内容で登録・更新する」ボタンをクリックで設定完了!
minne(ミンネ)で作品を売るためのヒント4選
次に、作品を売るために気をつけたいことを紹介します。
①適正価格を設定する
minne(ミンネ)では販売価格を決める計算式を提案しています。
原価には材料だけでなく買うためにかかった交通費、使った電気代・道具代、パッケージ費用、自分の人件費が含まれます。作品を作るときにどのくらい製作時間がかかったかを図り、時給計算のヒントにしましょう。
また、一般的に販売価格は原価の3~4倍が適正だと言われています。同じような作品と自分の価格を比較することも必要でしょう。
②魅力的な作品写真の撮り方を考える
写真は複数載せることができるので、違う角度からのものを載せましょう。全体を撮ったもの、ズームしたものと変化に富んだ写真が載っていると購買意欲をそそります。作品の素晴らしさとともにサイズ感も分かるようにすると親切でしょう。
minne(ミンネ)の写真加工は優れていますが、あまりに加工しすぎて作品のイメージが分からなくなってしまうとよくありません。しかし、上手い写真は多くを語ってくれます。
③ネーミングそして商品説明に気を遣う
多くを語ることは最優先ではありませんが、ただ大きさや色のネーミングまたは説明だけではせっかくの作品の価値が下がってしまいます。
その作品を十分に表すネーミング、価値を上げるためにも作者の思い入れ、使う人の気もちを考えたような丁寧な説明を用意します。季節ならでは、どんなシーンで使えるかなど付加価値をつけると良いでしょう。
④SNSでファンを獲得する
minne(ミンネ)では、SNSのTwitter, Instagram, Facebook, LINEとリンクさせることができます。自分と同じような価値観・スタイルが好きな人のフォローをすることで自分のフォロワーを増やします。
個人とは別にminne(ミンネ)のアカウントを作成して、ハンドメイドの世界を発信をしましょう。
minne(ミンネ)で売られている作品の価格帯
次に、作品の価格帯を紹介しましょう。
- アクセサリー 800円~2300円
- ファッション 1000円~15800円
- アロマ・キャンドル 500円~4500円
- ケーキやパンなど食べ物 300円~3500円
- ペットグッズ 600円~3400円
minne(ミンネ)の売れ筋作品
minne(ミンネ)の売れ筋ランキングを紹介しましょう。
第1位 アクセサリー
第2位 ファッション
第3位 バック・小物
第4位 家具
第5位 ペットグッズ
minne(ミンネ)はいくら稼げる?
minne(ミンネ)でハンドメイド商品を販売したらいくらくらい稼げるのでしょうか?
2018年2月の「ヒルナンデス」(日本テレビ_)で、minne(ミンネ)で実際に稼いでいる主婦sonamiraさんが稼ぐテクニックを紹介しました。
sonamiraさんの作品はハンドメイドのアクセサリー、3年前から出品して現在の平均月収は20万円だそうです。最高月収としては80万円というから驚きです。
ちなみに、2016年時点で月に10万円を売り上げる作家は1227人と公表されました。同時に公表された一番売れている作家は400万円を稼いでいるということです。
minne(ミンネ)ではトップページに、ピックアップ作品、今週のランキング、人気の作家などの特集を載せており、そこにピックアップされれば作品を観る人の数が激増し販売に有利になります。
もちろん作家または作品によって稼ぎも違ってきますが、このくらい稼げるというのも事実です。
minneで稼いだら確定申告
minneで作品が売れると、勤務先と別に、または個人事業主として確定申告をする必要があります。
こちらは、売上げが出始めたら最寄りの税務署に相談してみましょう。
minne(ミンネ)の注意点
minneでは、同じ作家から異なる2点以上購入した際に、高い方の送料が適応されます。もう一方の送料は加算され、オーダーの総金額となります。
追加送料とは、購入者がこの追加分を負担し、作家の売上げになることを言います。この追加送料の設定をせずにいると、追加分を得ることができなくなってしまうのでご注意ください。
追加送料の設定あり → 500+370+500+120=1490円
追加送料の設定無し → 500+370+500=1370円
minne(ミンネ)のメリット・デメリット
それでは、minne(ミンネ)を利用するメリット・デメリットをご紹介しましょう。
【minne利用のメリット】
- ハンドメイドが趣味の人はそのまま副業につながる
- 気軽に出品できる
- 最大手としてサイトを訪れる多くの人の目に作品が触れる機会がある
- 世界で一つの作品を求めている人との出会いの機会がある
- 販売手数料以外、minne利用に費用がかからずリスクがない
- 販売代金のやり取りはminneが仲介するので手間がかからない
- 有名作家になれる可能性がある
- 好きなハンドメイドで稼げれば一石二鳥のストレスフリー
【minne(ミンネ)利用のデメリット】
- 出品数が多く、見つけてもらわないと売れない
- まめでないと続かない
- フリマ同様、値切ってくる人と出会うことがある
いかがでしたでしょうか?作家をフォローしたり、作品のレビューを書いたりと、ハンドメイド界のSNSの役割も果たしているminne(ミンネ)。2017年にポイントプログラムが始まったこともあり、今後利用者がさらに増えることが期待できます。
minne(ミンネ)は売れるようなコツを意識する必要はありますが新しい技術、資格も知識も必要なくできる副業です。楽しいからと空いた時間に作ったハンドメイドの作品で稼ぐことができるのは嬉しいですよね。
自分のスタイルやセンスとマッチングする顧客と出会えば、その人から直接オーダーが入ったり、口コミが広がったり、ハンドメイド副業の可能性には限りがありません。ハンドメイドのものを作っている人なら、minne(ミンネ)で販売して新しい道が開くかもしれませんね!